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FSC認証印刷またはグリーンプリンティングで

最近の印刷案件での注文に、SDGsやカーボンニュートラルを意識したとりくみとして、FSC認証印刷でお願いしますとか、お役所系ではグリーンプリンティングでお願いしますという注文が増えてきています。

弊社では2021 年4 月6 日FSC® COC 認証(森林認証)[認証番号:SA-COC-008579]を取得致しました。Forest Stewardship Council®(FSC®:森林管理協議会)は、責任ある森林管理を世界に広めることを目的とする国際的な非営利団体です。FSC® 認証製品を選ぶこと、それは森を大切にすることです。このラベルは、森林破壊や違法伐採等の環境・社会的な問題のリスクの低い原材料が責任を持って調達され、使用されていることを意味します。

かねてよりデジタル印刷による「必要なときに」「必要なだけ」「必要な場所へ」印刷物を供給することに注力をしてまいりましたが、FSC® 認証による印刷物の提供を少~中部数でも可能とし、取り組むことが可能となりました。
大量生産大量消費にもとづく経済システムは、地球環境を破壊し、気候危機を引き起こし、人類の存亡さえも危ぶむ段階へ突入しようとています。SDGs は2030 年までに、「誰1人取り残さない」持続可能で、多様性と包括性のある社会を実現するために様々に取り組まれているところであります。

例えば、A4両面カラーチラシ2,000枚を印刷する場合、オフセット印刷に比べCO2を80%削減可能という試算があります。デジタル印刷におけるFSC 認証印刷はSDGsの目標にも合致するものです。

制作実績紹介 電柱マニア

A5判 160ページ 書籍で、本文組版、装丁まで制作しました。

「電柱マニア」のタイトル通り、会社でこの本を担当した方も、「おもわず上を見て歩いてしまう」と組版仕事をしながら内容にすっかりはまっていたようです。今のような状況下で、ちょっと一息、二息つきながら電柱のことを知る、見るのも楽しいひとときになることでしょう。

オーム社編、須賀 亮行 著

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274226007/

少部数デジタル印刷で

デジタル印刷機が日進月歩でいろいろな印刷に対応してきています。
メーカーさんがビジネス用途でも一般企業社内印刷用に売りまくった結果、どこでも導入が進みました。
印刷関係でもリーマンショック以降、少部数化が一気にすすみ、A3オフセット印刷機の代わりに導入が進み、そろそろ10年が経過します。生産設備として導入しているところは、1台では用が足らず、2台目、3台目、4台目というところがままあるようです。
当社でも、もともとページ物のDTP制作が多かったこともあり、デジタル印刷機導入で大変重宝しています。細かな印刷物に手間をかけず対応できる、例えば100ページ以下の冊子でも1000部までなら2台稼働で素早く印刷できます。2台稼働は、万一の故障などによるバックアップとして、2台稼働による残業時間の削減などが可能になります。フルカラー200ページで200部だけほしいという要望にも、これまでに比べると低コストでお応えできます。「必要な時に」「必要なだけ」「必要な場所へ」印刷物を届けることができる、まさに便利な印刷機です。デジタル印刷機では無駄な用紙をほとんど必要としません。データがあれば、いつでも必要なだけ印刷できる点、在庫をもたなくてもいい、この点が大きなメリットです。もちろん、5万部とか1万部とか、5,000部なんていう印刷はオフセット印刷の世界になります。
今回6月にリプレースで導入したRICHO PRO C7200SHTというデジタル印刷機は、クリアインクとホワイトインクが使用できるのが特徴です。黒い紙や、クラフト紙など濃度のある用紙にホワイトインクで印刷すると、ひと味変わったデザインの印刷物ができます。また、クリア(透明)インクは、オフセット印刷のニス引きのような風合いで、ツヤツヤ感を素材に与えることができます。もちらんカラー(CMYK)4色と同時に印刷ができますので、アイデア次第です。
最近では、A2やB2の大きなデジタル印刷機が稼働をし始めており、まだまだ技術革新が進みそうです。